”スタンダードとラテンの踊り方の相違点”

2009年06月01日


皆さんは、同じステップを種目によってきちんと踊り分けていられますか?例えば同じステップ名が付いていても、ワルツとタンゴ、スタンダードとラテンではホールドやフットワーク、タイミングなどに違いがあり、踊り方も変わってきます。今回はテレスピンを例に、スタンダードとラテンを踊り分けるポイントを説明したいと思いますが、例えば、ラテンで上手くできない時に、スタンダードで踊ってみると正しい感覚が掴めたり、思わぬヒントが見つかるものです。ぜひ皆さんも、スタンダードとラテンの両方を知ることで、ダンスの楽しさ、奥深さを実感してください。



具体的な説明に入る前に、まず「立ち方」について触れたいと思います。スタンダードもラテンもボデイのトーンを保って、足元から頭の先まれ一直線になるように立つことは同じですが、大きく違うのが重心を乗せる位置。スタンダードは土踏まずの上に重心をのせて、床に対して垂直に立ちます。一方、ラテンはボールの上に重心を乗せて立つため、やや前傾姿勢になります。この立ち方の違いがホールドの違いに繋がり、さらにはステップの踊り分けにも繋がってきますので、もう一度、立ち方を確認しましよう。それでは、ルンバとワルツの「テレスピン」を取り上げて、ポイントを見ていきましょう。





テレスピンは、左回転しながら男女が入れ替わるステップですが、左回転に対して苦手意識をお持ちの方が多いと思います。そこで、まずはスタンダードとラテンに共通する左回転の注意点について説明したいと思います。皆さんは、ナチュラルという言葉から右回転が自然な動きと思っているかもしれませんが陸上のトラック競技やスピードスケートなど、多くのスポーツが左回りであるように、動き自体は人間に取って不自然なものではありません。では、なぜダンスの左回転は上手くできないのでしょうか?その原因は、男性の右サイドに女性がいるために、動きが制限されてしまう(制限されると思ってしまう)ことにあります。男性が左肩を引いてボデイを開いてしまうのは、そうした踊りづらさを除こうとする表れですが、これはかえって逆効果。左回転をスムーズに行うには、男性が左サイドを前に出すイメージを持ち、左足の上に左腰と左肩を真っ直ぐ乗せた状態で回転することがポイントです。ルンバのテレスピンは、カウント2で男性は移動せずにその場で右足に重心を移し、女性を先に通して自分の左側に移動させます。ところがワルツでこれをやってしまうと、コンタクトが外れてバランスを崩してしまいます。ここが一番大きな違いです。ルンバでは、無理に女性を回そうとして、カウント1の後半で男性が左肩を引かないことがポイント。一方のワルツでは、常にボデイのコンタクトをキープしてホールドを崩さずに踊るようにしましょう。特にワルツでは、ルンバと同じ感覚で、男性が女性を引っ張ったり、女性が先に進んでしまう方をよく見かけます。先程も説明したように、男性の左足、左腰、左肩を軸にした、スムーズな回転を心がけましょう。、

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